第4回:【高校受験】塾の面談が終わったら終わりじゃない。高校受験に向けた塾との連携ポイント
2025/11/06
面談後のかかわり方で差がつく!
約束を守るより、成長を見守る受験期に
面談を終えると、いよいよお子さんの受験に向けた取り組みが本格的にスタートします。
「これから頑張ろうね」と話し合った後、保護者の方も「約束したからにはしっかりやってほしい」と思われることでしょう。
ただ、ここで一つ大切なのは、「完璧を求めすぎないこと」です。
①「100%以上を目指そう」が重荷になることも
面談では「目標に向かって全力で」という流れで締めくくられることが多いもの。
その気持ちは素晴らしいのですが、受験期のお子さんにとって“完璧にやらなければ”という思いは、時に強いプレッシャーになります。
大人でも、上司から「必ず達成して」と強く言われ続けると、職場に行くのが少し重たくなることがありますよね。
それと同じように、お子さんも「やらなきゃ」という気持ちが強すぎると、かえって集中力やパフォーマンスが下がってしまうことがあります。
目標に向かう姿勢は大切ですが、それ以上に「うまくいかない日もある」「でもまた頑張ればいい」という空気を家庭に作ってあげることが、受験期を支える大きな力になります。
② 約束が守れていないときは「子どもに内緒で相談」がおすすめ
面談で決めた内容がなかなか実行できていないと感じたとき、つい「約束したでしょ!」と伝えたくなるかもしれません。
でも、そんなときこそ一度、塾に「内緒で」相談してみてください。
お子さんにとって受験は、初めての大きな挑戦です。
「やる」と言った内容の意味をまだ十分に理解できていなかったり、思っていた以上に時間配分が難しかったりと、様々な理由が考えられます。
まずは保護者と塾が情報を共有しながら、
「今はどんな状況なのか」「何が原因でつまずいているのか」を冷静に整理していくことが大切です。
塾の先生も、“叱るため”ではなく、“整理するため”に一緒に考えてくれます。
③ 役割分担は「塾が指導・保護者が応援」が理想的
受験期はどうしても勉強中心の生活になりますが、
塾が“学習面のサポート”、保護者が“精神面の支え”という形が最もお子さんにとって安心感を生みます。
どれだけ塾で勉強しても、一日の中で一番長く過ごすのはご家庭です。
だからこそ、家庭では「応援」の立ち位置で関わることが大切です。
声かけの一例として、
「もっと頑張りなさい」よりも、
「最近頑張ってるね。あと少しだけ一緒に頑張ってくれると嬉しいな」
というように、“指示”ではなく“お願い”の形にすることで、子どもは「信頼されている」と感じやすくなります。
④ 「できたこと」を承認する声かけを
学習状況を見ていると、つい「まだ足りない部分」に目がいってしまいがちです。
けれど、まずは「できたこと」を認めてあげることで、子どもの心は前を向きます。
「昨日より集中できてたね」「頑張ってる姿見てるよ」——そんな一言が、何よりの励ましになります。
そして、そのうえで「次はここを少し意識してみようか」と課題を伝えると、自然と前向きに受け止めてくれることが多いのです。
この“承認から始める関わり方”は、塾とご家庭の両方に共通する大切な姿勢です。
私たち塾も、日々の小さな成長を一緒に喜びながら、次のステップへと導けるよう心がけています。
面談が終わってからが、本当のスタートです。
大切なのは、「約束を守らせること」ではなく、「努力を支えること」。
そのために、塾とご家庭が一つのチームとして歩んでいける関係を大切にしています。
学習塾ルート天王寺では、保護者の方のご相談も随時承っています。
一人で抱え込まず、いつでも安心してご相談ください。
お子さまの“努力を応援する受験期”を、私たちと一緒に見守っていきましょう。
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学習塾ルート天王寺
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大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目3-2 リンクハウス天王寺ビル4F
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