共通テストで高得点をとるための勉強法と問題集選びについて【数学編】
2025/09/05
----------「模試で点が取れない」「偏差値が伸びない」---------
受験生からこの時期によく聞くお悩みです。数学については、「チャート」で勉強しているのに結果が出ない、という声が本当に多いです。
もちろん、青チャートのすべての問題を自分でできるようになっていれば十分に得点を取れるようになっていると思います。しかし現実では、分厚い参考書を半年ですべて自力でやり切るのは至難の業です。最後までやりきれないことや、1周終わったけれど本番形式の問題は対応できないという事態に陥りやすいのです。
共通テストは独特の問題であるからこそ「試験慣れ」が必要の試験です。問題自体は標準レベルの問題が多いのですが、日常生活の問題など独特の形式や制限時間の中で処理できる力が求められます。そのため、ただ参考書を解くだけでは得点につながりません。
具体的な勉強ステップ
① 過去問・実戦問題集を最優先に
いきなり厚い参考書に戻るのではなく、まずは 共通テスト形式の実戦問題集 を中心に取り組みましょう。特におすすめは次のシリーズです。
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河合出版『2026共通テスト総合問題集』
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駿台文庫『2026大学入学共通テスト 実戦問題集』
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Z会『2026年用共通テスト実戦模試』
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共通テスト本番の過去問は直前の演習で使いたいと思いますので、まずは各予備校から出版されている共通テスト形式の問題集を用いて、時間内で演習するようにしてください。
これらは本番そっくりの問題形式になっているため、得点力を最短で伸ばす訓練ができます。
② 問題演習は「解き直し」にこそ価値がある
問題集をやみくもに進めるのではなく、次のルールを徹底してください。
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1回目は制限時間を設定して本番と同じ感覚で解く。
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間違えた問題は「なぜ間違えたか」をノートにまとめる。
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計算ミスなのか
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問題文の読み違いなのか
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そもそも解法を知らなかったのか
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2回目は時間をかけて「必ず自力で正答を出す」練習をする。
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この「間違え直し」を繰り返すことで、同じパターンの問題を確実に得点できるようになります。
2回目に自力で正答できない問題においては復習が必要になるケースが多いですので、その際は該当単元をお持ちの参考書で基礎固めから復習してみることをお勧めしています。
③ 単元別の重点対策
共通テスト数学は範囲が広いですが、得点源にしやすい単元があります。
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数学ⅠA
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データの分析:公式を暗記すれば確実に得点できる。
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場合の数・確率:典型パターンを押さえれば安定。
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数学ⅡB
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微積分:グラフの読み取りが中心。教科書例題レベルを完璧に。
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ベクトル:図を書いて整理すれば難しくない。必ず図を描く練習を。
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特に、計算の速さと正確さが合否を分けるので、計算演習は毎日短時間でも継続しましょう。
④ 時間配分を身につける
共通テスト数学は「時間との戦い」です。
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まず大問ごとに制限時間の目安を設定(例:ⅠAは各大問12〜13分、ⅡBは15分程度)。
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過去問を解く際には必ず時計を置き、本番同様の環境で解く。
「全部解き切る」のではなく、取れる問題を確実に取る戦略を身につけることが、8割突破のカギです。
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